生きて腸に届く

歯周病にも効果的な乳酸菌

人間の口の中には、300種類以上の細菌が生息をしており、腸と同じように、体に害を及ぼす悪玉菌と、悪玉菌の働きを抑える善玉菌がバランスをとりながら共存をしていると言われています。
しかし、このバランスは、年齢やストレスなどによって悪玉菌の多い環境へと変化をすることがわかっており、口の中の悪玉菌が増えることで歯周病になる確率も上がることがわかってきたのです。
「歯周病なんて自分には関係ない」と思っている人もいるかもしれませんが、35歳以上の約8割の人が歯周病にかかっていると言われており、とても身近な病気なのです。

歯周病は、ある程度、症状が進行をしないと自覚症状が現れづらいという特徴があるため、気がついていない人がとても多い病気です。
つまり、関係がないと思っているあなたも、すでに歯周病にかかっている可能性があるのです。
口の中がネバネバしていたり乾燥をしている人、食べ物が歯に挟まりやすい人、口臭が気になる人や歯がグラグラしている人は歯周病にかかっている疑いがあります。

そもそも、歯周病とは、食べカスや歯垢に住み着いて増殖をした細菌が、歯の周辺の組織や骨を破壊していく病気のことで、歯茎から出血をしたり、膿がでたりして、口臭や虫歯の原因にもなります。
また、最近の研究によって、歯周病かかることが、心臓病、動脈硬化、脳梗塞、糖尿病などの様々な疾患の原因になることもわかってきました。
歯周病の予防方法と言えば、歯磨きと歯石を取ることくらいしかできないと考えられてきましたが、最近の研究によって、善玉菌の一種である乳酸菌が歯周病予防に効果があることがわかってきました。

東海大学の古賀教授がおこなった実験によると、LS1という乳酸菌と歯周病原因菌を一緒に培養したところ、24時間後には、ほとんどの歯周病原因菌が死滅をしたという結果が出ており、57人のボランティアに、LS1のタブレットを8週間服用してもらったところ、歯周病原因菌が1/20に減少をしたという実験結果も出ています。
歯周病予防のために乳酸菌を使用する方法として、ビオフェルミンなどの整腸剤を口の中で砕いて浸透をさせる方法が一般におこなわれてきましたが、最近では、歯磨き粉などのオーラルケアを目的とした乳酸菌製品が多く販売をされており、手軽に歯周病予防をおこなえるようになってきたので、口臭などの歯周病の症状が気になる人は、一度、試してみることをお勧めします。
より良い乳酸菌の選択の仕方を知って健康的な毎日をおくりましょう。

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